こんにちは。
美容師やってると、たまーに虚しくなる瞬間がありまして。
「この写真みたいにしたいんです」
はい、と言って髪を見る。
くせの出方、長さ、今の髪色…。
……いや、カットだけじゃ無理なんですよ、これー(笑)
と、突っ込みを入れたくなる瞬間が稀にあります。
パーマやカラーを足せば近づけます。
でもそれを説明して、ご予算と相談して、
その人に合う落としどころを一緒に探す。
ただ、無理な場合は無言に黙々とカットしてしまいます。
切ってて、全然楽しくない。
そこまでやって、やっと「希望のヘアスタイル」になるわけないです凹凹
これを痛いほど感じたのが、ボランティアで髪を切ったとき。
プライバシー保護のため、最初に希望を聞いたら、
それ以降は一切、会話ができない。
そういう条件での散髪でした。
いやぁ、難しかった……ホント、
途中で「ここどうします?」が聞けない。
顔色見ながら「もうちょい短くします?」も確認できない。
仕上がったあと、満足してもらえたのかも分からない。
ただ黙々と、自分の判断だけで切り進める。
技術がどうこうじゃないんです。
喋れないってだけで、美容師の仕事ってこんなに成立しなくなるのかと。
で、改めて思ったわけです。
ヘアスタイル作りって、コミュニケーションが命だなと。
どうしたいのか。
今の髪でどこまでできるのか。
ご予算はどのくらいか。
お手入れに、どれだけ時間をかけられるのか。
ここを話さずに、いい仕上がりにはなりません。
仕上がりの満足度だって、お互い共有して初めて分かるもんです。
「どうですか?」が聞けない仕事は、美容師の仕事じゃない。
そう気づかされました。
そんなわけで、うちはまあよく喋ります(笑)
話し過ぎてすいません(笑)(笑)
うるさいなと思われてたら、すみません。
でもこれが、いちばんの近道なんです。
遠慮なく、希望を言ってください。
できること、できないこと、正直に言います。
そのうえで、いちばんいい形を一緒に探しましょう。
人は言語という最高のコミニュケーションツールが備わっていますから。。